VIVER 1.0.1リリース
VIVER 1.0.1をリリースしました!
- カーネルを2.6.21.5にアップデート
- DHCPサーバーをリースタイムによって選択する機能を追加
- V-FIELDにJoin時の帯域制限機能を追加
- V-FIELDはデーモンになります
「DHCPサーバーをリースタイムによって選択する機能」というのが意味不明ですが、これは、ネットワークブートするときにDHCPサーバーが複数あっても、希望のDHCPサーバーをクライアント側から選択できる機能です。
実装はどうなっているかというと、「IPアドレスのリースアドレスがぴったりxxxxのDHCPサーバーからしかIPをもらわない」(xxxxの部分は引数で指定可能)という機能を追加するパッチをDHCPクライアントに適用してあります……ひどいですね…。
カーネルは2.6.18.2から2.6.21.5にアップデートしました。ATA周りのデバイスドライバが大幅に書き換わっていたりと、かなり大きな変更が入っているので、今まで検出できなかったハードウェアが使えるようになっているかもしれません(カーネルを変えるだけで、ハードウェア自動検出ツールは設定を何も変えなくても追随するところが、VIVERで実装しているハードウェア自動検出ツールの良いところ)。
eCryptFS使ってルートファイルシステムを暗号化すると、データは暗号化して通信します!という宣伝文句ができそう。でもファイルシステムよりブロックデバイスの方がSquashFSとの相性が良いので、luks(dm-crypt)の方が良いかも。
V-FIELDの帯域制限機能は、多数のクライアントを次々に起動したときでも、サーバーとネットワークの負荷を抑える機能です。デフォルトではVIVERがノードごとにランダムに帯域制限をかけるので、フルスピードでダウンロードしたノードは早くサーバーになって他のノードからの要求に応え、ゆっくりダウンロードするノードは他のノードから分散してデータをダウンロードしてきます。