gfxboot
SUSEのインストールCDに使われているグラフィカルなブートローダは、「gfxboot」と言うものだと判明。
開発元もSUSEらしい。
syslinux/isolinxuやGRUBにパッチになっている模様。
分かってしまえば使うのは簡単だろうと思っていたら、それは大間違いであった。
アセンブラで書くのに比べれば遙かに簡単にグラフィカルなブートローダが作れるよ、でも設定ファイル書き換えるだけで使えるものじゃないよ、と。
Postscript風の言語でGUIをプログラムし、gfxboot toolsでそれをコンパイル、パッチを当てたsyslinux/GRUBに読み込ませると、グラフィカルなブートローダができる。
SUSEの"gfxboot"パッケージのソースに入っているコンパイル前のSUSE Themeを見てみると、もう意味不明。
7500行もあるってどうなんだ…
viver本体プログラムより長いぞ。
しかしLinux界でインストールCDのブートローダのgfx化は確実に進んでいるらしく、確認したものだけでもSUSE、Ubuntu、Mandriva 2007のインストールCDは既にブートローダがgfxbootになっている。
これはVIVERもgfx化せねばなるまい!
一番ポイントだと思ったのが、キーマップをグラフィカルに変更でき、かつすぐに反映されること。
ブートパラメータの指定に記号(特に=と:)を頻繁に使うので、この機能は重要。
それ以前に、ブート直後の画面がロゴと味気ない文字の羅列だけのものから、突然グラフィカルになるだけで、印象が全く違う。
しかも日本語が表示できる!
これは素晴らしい。
でもドキュメントがほとんどない!
なんてこった! 独自言語なのに。
GUIのプログラムが大変そうなので、実際に使えるようになるのは先になると思う。
未踏ユース最終報告までにはgfxbootにしたい。
時間があるときにちまちまと解析するかな。