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Interopクラウドコン優勝は「えとらぼ」分散key-valueストレージ kumofs

InteropTokyo 2009 クラウドコンピューティングコンペティション(通称クラウドコン)は、我等がえとらぼチームが優勝しました!
実行委員・StarBEDプロジェクト・IBMの皆様を始め関係者の皆様、ありがとうございました。


http://syuki.skr.jp/files/dhatena/20090611/kumofs-poster.pdf

プレゼンテーションムービーとポスターとパンフレット*1を公開しました。

どれも相当に気合いが入っているので、ぜひご覧ください^^
Ustream.tvの録画もあります(えとらぼチームはちょっと細切れですが)


途中で行ったデモは、StarBEDの45台の物理サーバーを使ってkumofsを動かして、ランダムで選んだノードを自動的にkill/再起動するスクリプトを走らせたものです。サーバーが落ちてもシステムは全然止まらないし、どのサーバーにも均等に負荷が分散されます。
時期未定ですがkumofsはオープンソースで公開する予定です。


その他クラウドコンで出てきたキーワード:Multi-key SkipGraph, Range-key SkipGraph, PIAX, Overlay Weaver, NEC研究所 Eucalyptus, PXE, Lucie



kumofsな話題はパンフレットを隅々まで読んでいただくとして;-) 実行委員長のコメントは非常にホットでした。利用する側、サービスを受ける側だけでなく、提供する側、作る側にもたくさんチャンスがあるハズです(しかし全部持って行かれつつある…?)
それでも今回のクラウドコンでは、大規模分散計算の基盤を実装しようというチームや、負荷に応じて自動的にノードを増減するシステムを構築したチーム、オーバーレイネットワークに挑戦しようという高校生(!)まで集まっていたわけですから、準備している人は着実に進んでいるなぁ、という実感がありました。


私は誰かがスゴイことをやっていたら対抗したくなる性分なのですが^^、クラウドコンのようなコンペに仕立ててしまうのはおもしろそうです。たとえばインターンシップでも社内コンペでも、Apacheのログを解析する分散処理フレームワークを実装しろーなんてネタを丸投げすると盛り上がりそうです(賞金が出ればなお良い^^)


分散システムに限らず一般的に言えることかもしれませんが、汎用性の高いシステムを作るのはトンでもなく困難です。たとえば何でもできる超汎用的な分散ストレージなんて到底不可能で…。目的に特化したシステムの方が作りやすいし、ずっと実用的なものができるハズです。
でも目的がないと特化できないのが難しいトコロです。コンペの様な形式でもインターンシップでもバイトでも、目的を提示をしてくれることは取り組むネタになるという意味で、研究・開発者側にも大きなメリットがあります。


あるいは、もしや自社のチームや研究所で作れるんじゃないか?(自社開発の製品よりも手厚いサポートなんて、なかなか受けられませんよね)
Linuxカーネルの再構築をしていると否応なしにもNTTの研究所の成果物の名前を目にすることになったわけですが(2つの日本発プロジェクトがマージ、Linuxカーネル2.6.30)、実用的なソフトウェアができれば世界的な宣伝効果にもなるかもしれません。
大学学部生でも分散ストレージを作れるし、高校生さえSkipGraphを実装しているわけですから、組織的に取り組めば十分実用的な製品が作れそうですね。


…なんてテキトーなこと言いっぱなしですが^^ とりあえずクラウドコンは来年も開催されるようなので、今からでも何か始めると来年の優勝を狙えるかもしれませんよ!

*1:パンフレットは配る機会が無かったので、Webだけの限定配布!

*2:Mac OS X の Preview.app で見ると色があせた感じに見えますが、[http://get.adobe.com/jp/reader/:title=Adobe Reader] なら本来の色で見られます