VM VM

まずは環境構築から。


少し試してみたところ、Parallels(VT-x有効)上でXenは動かなかった。ただ、Xen本体(xen.gz)の初期化は正常に完了して、Linuxカーネルの初期化時、具体的にはHDDを認識するところで止まってしまった。Parallelsのハードウェアのエミュレーションが完全では無いのかもしれない。リング0云々の問題ではない模様。


で、VMがたくさん欲しい。サーバー1台+クライアント2台分くらいは欲しい。ディスクイメージを消したりコピーしたりと使い回すので、できるだけディスクIOが速いマシンが良い…と、そのためにRAID10を組んだデスクトップマシンを持っているわけですが、コンソールにはMac OS Xを使いたいので、X11転送を使うことに。
なんだかんだ言って、GUIの使い勝手はLinuxよりMac OS Xの方が圧倒的に良い。Mac自体まだ1ヶ月も使っていないですが、早く習得できる使いやすさだと思う。KDEもかなり良いけども、描画の機敏さや、ショートカットキー周りはAquaには及ばない。
…ちなみに、私個人の感想では、使いやすさは Windows < KDE(Linux) < Mac で、GUIの安定性では KDE(Linux) < Mac < Windows という感じです。Macは、たまに落ちる。その点WindowsのGUIは結構頑丈だな、と思う。CUIなら話はまた別ですが。使いやすさの面では、WindowsではCUIなシェル(私の場合、要するにbash)がOSレベルでサポートされていないのが致命的。cp, ls, ssh, vi。CygwinやMSYSを使うなら、素直にLinuxを使った方が良い気が…。
ま、お好みですね。


そう、X11転送でLinuxVMwareをMacのX11で表示したら、なんか描画が速い…。Parallelsが速いのではなくて、Mac OS Xのグラフィック処理がうまいだけと言う疑惑がさらに強く。
ただし、問題が発生。VMwareにマウスとキーボードを補足させると、抜けられなくなる。これはマズイ。しかも「K」キーを押すと「1」が出るなど、極めて奇怪な状態。
xmodmapで調べると(抜けられなくなるので、コマンド+tabでTerminalに切り替えてから、DISPLAY=localhost:0.0 /usr/X11R6/bin/xmodmap)、修飾キーがすべて無効になっている模様。そうかと思って、再度xmodmapでいつものキーマップを設定し直ても、やっぱり抜けられない。しかも今度は 「K」キーを押すと「:」が出る。コマンドキーで「*」が出る。意味不明。なんだこれは。
ということで、悩ましいので、素直にLinuxX11で実行してディスプレイを切り替えることにする。
VMwareがMac用のVMware Consoleを出せば良いのだ。本体はいらないから、Consoleだけ。CrossOver、というかwineでWindows用のVMware ConsoleをMacで実行…なんでそんな面倒なことを。


そう言えば、QEMU+KQEMUという手もあるな…でもネットワーク周りが面倒だなぁ…。
む。やっぱり素直にLinux上のX11でそのまま動かして、ディスプレイを切り替えよう。どうせSSHでつないで作業するわけだし…。