セキュリティ被害は身内から

“戦略性”に欠ける企業のセキュリティ対策、あなたの会社は万全か? (CIO Online)

セキュリティ強化を!と叫ばれています。セキュリティ問題が注目されるのは、IT業界が生き残りをかけて注目させているからと思ったりするわけですが。それは良いとして、攻撃者の半分は、身内(従業員)か元身内というデータがあるらしい。

情報セキュリティへの攻撃の33%には従業員が関与し、28%は元従業員や取引先企業の従業員によって引き起こされているというデータもあるのだ。


これはなかなか使えるデータなのかもしれない。セキュリティ対策に終わりはない。内部犯を防止するシステムということは、エンドユーザーに近い部分を見直すことになる。これはVIVERのターゲットに当てはまる。一方で、シンクライアント全般にとっても、このデータはチャンスに違いない。




シンクライアントシステムには、今のところ標準技術、デファクトスタンダードは存在しない。
自社の独自技術を導入させることに成功すれば、永く金が入ってくる。どこの企業も、標準技術を目指しているようには見えない。
デファクトスタンダードとなるのは、Windowsに対応するだけではセールスポイントにならない今(シンクライアントの目的は管理コストの削減。Windowsで劇的にコストが削減できるかな…)、非常に難しいのではないか。OS(カーネル)に依存しないシンクライアントシステムは、ソフトウェアレベルでは開発が無理とは言わないでも非常に難しいと思う。EFIはそんな目論見もある?良く知らない。あるいはソフトウェアに依存しないハードウェアレベルでのシンクライアントシステムの実装?仮想化技術の向上と普及を思うと、OS(カーネル)に依存しないシンクライアントシステムを作るより、Linuxシンクライアントのベースを構築し、その上で必要なときにVMでWindowsなりを起動した方が現実的に思える。それならLinux依存で良い。Linuxシンクライアントシステムとしてデファクトスタンダードになれば良い。



VIVERはデファクトスタンダードになり得るか。
…志は大きく。現実はたぶんずっと小さくなる…